サラブレッド!七つの光のストーリー

サラブレッド!1

1話~10話

満たされた境遇の中に「孤独」を抱える主人公

「才能」や「親の七光り」をテーマにマンガを描こうと思いました。
そこで、主人公の両親にすごい才能がある、という設定にしました。

周囲の人間は両親を見て、当然子供の主人公にも才能があって、彼女は「サラブレッド」である、という目で見てきます。

主人公のサラは、周りの期待に応えようと無理に努力したり、寂しいのに「大丈夫、平気だよ」と嘘をついたりします。

他人から見たら、満たされている境遇に見えますが、彼女は心の中に「孤独」を抱えていました。誰にも本当の自分を見せることができなかったからです。

ブレッド登場

主人公の父親の部下として、「ブレッド」というキャラクターが登場します。

主人公は父親の仕事を手伝ってほしいと頼まれ、ブレッドと共同生活を送りながら、手に持つとその道の才能の力を発揮できる、「才能の卵」を集めることになります。

両親との関係

サラは「寂しかったこと」「もっと家族が一緒に過ごす時間を増やしたいこと」を両親にうちあけます。

両親に本当の気持ちをうちあけ、主人公は少し成長しました。
ブレッドとの共同生活はまだまだ続きます(※サラブレッド!七つの光1話~10話まで)

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11話~20話

近付くブレッドとの距離

サラブレッド!で言いたいことは10話までにほとんど入れてしまったので、11話~はコメディ回にしました。クリスマスや年末年始の様子など。

17話~は、登場人物のブレッドについて描きました。
彼は過去に顔に傷を負い、それを隠すため「才能の卵」を使っている事をサラに話してきます。

サラブレッド!七つの光14話を読む

21話~30話

サラとブレッドにライバル登場

次に、マンガを面白くするために主人公たちにライバルとなるキャラクターを登場させました。
学生の「雨宮桐子」(通称」キリコ)と、エージェントのパレットです。

キリコはサラにつっかかってきますが、次第にふたりは良き友人になっていきます。

キリコの悩みと成長

キリコはすぐ、つっかかってしまう、言葉より先に手が出てしまうことや、うまく自分を表現できないことで周囲から孤立していました。
パレットはサラとブレッドにどうしても勝ちたいので、キリコに次々と「才能の卵」を渡して試させていきます。

不器用で、うまく表現ができないだけで、キリコの中には多くの才能が眠っていたのです。

パレットとの別れ

キリコは元々努力家でした。努力して「できる」楽しさを知っていたので、「才能の卵」を使って「できてしまう」ことに次第に疑問を持ち始めます。

「なんでも、できてしまう、わたしはそれがつまらないんだ」

キリコは「自分にできないことを探していきたい」と思うようになります。

サラブレッド!七つの光26話を読む

31話~40話

ブレッドの素性

35話からシリアスな話を連続で描いてみました。動画も作りました(右参照)
序盤でブレッドがアイドルの熱烈なファンである、というシーンが出てくるのですが、実はそのアイドルはブレッドが過去に担当した子、という設定にしました。

ブレッドがどうして顔に傷を負うことになったのか、を描いています。

すれちがうこころ

アイドルの子の名前を「たまこ」といいます。たまこはアイドルの卵でした。シンガーソングライターになりたかったけれど、仕事の中でブレッドと出会いアイドルの才能を伸ばしていくことになります。

たまこは次第にブレッドに心惹かれていきますが、同時に本来自分がやりたかったことではない「アイドル」を続けることで無理が生じ、それに気が付かずにブレッドに依存していきます。

「お別れ」をテーマに

たまこは心と体のバランスを崩してしまい、「もう終わりにしてもいい」と薬品をかぶって、自分の顔や声をつぶそうとします。つぶしてしまえば、もうアイドルを続けなくても良いと思ったからです。

ブレッドはたまこをかばって薬品をあびてしまい顔に傷を負いました。
そうしてふたりは離れることになりました。

サラブレッド!七つの光35話を読む

41話~50話

ブレッドと才能の卵

ブレッドなど、サラブレッド研究所のエージェントは、担当の学生と共同生活を送り、たくさんの楽しい思い出を通して、才能を伸ばします。

しかし才能の芽が出たときに、彼らはそれまでの思い出を「才能の卵」に入れて回収し持ち帰ることを仕事としていました。

サラはブレッドといることで、自分のやりたいことがだんだん決まってきました。

サラのやりたいこと

それは待つこと、受け入れることです。

サラは、自分の両親やブレッドに、それぞれ素晴らしい才能があると感じていました。そして同じ才能は自分には無いのだということ(自分には自分の才能があること)も気がつきました。

一緒にいたい、と引きとめてしまえば、彼らのやりたいことの妨げになると思い始めていました。

それまでは「さみしい」「一緒にいる時間を増やしたい」と考えていましたが(10話参照)

「大切な人のやりたいことを応援し、彼らがいつか帰る家を守りたい」とサラは自分の心の中で答えを出します。

サラの心は、成長していました。

ブレッドとのお別れが近づいていました。

51話~60話

ブレッドがサラの前から、いなくなる未来

ブレッドは、サラが大人になってから出会うはずの男性で、(青年阿部くん)彼は未来からやってきたのでした。
未来のサラは、高校生の時出会った「ブレッド」という人物と、お別れしたことで心に傷を負っていました。

青年の阿部くんは大人のサラに恋をしていたので、サラの事情を知って助けようとします。
なぜ「ブレッド」がいなくなったのか、その原因を突き止めるため、阿部くんはタイムマシンに乗って過去に飛びました。

彼は高校生の時代のサラに会いに行こうとしましたが、マシンが壊れてしまい過去にさかのぼり過ぎてしまいます。そこではマシンを直す技術はありませんでした。
帰ることができなくなってしまったのです。

阿部くんは「ブレッド」というコードネームをもらい、研究所のエージェントとして働くことになりました。

阿部くんは、そこで初めて自分が「ブレッド」になるのだと知ります。

未来へ帰ります!

サラの父親の発明により、やっとタイムマシンが完成します。(片道) ブレッドが未来に帰ってしまうのでは?と慌てるサラは、間違えて出発のボタンを押してしまいます。

高校生のサラとブレッドは、大人になったサラがいる時代へ飛びました。

そしてめぐり還る

ブレッドは決めていました。
それは「大人のサラとさよならする」ことです。

大人のサラというのは「ブレッドがいなくなった」未来のサラ、のことです。 
ブレッドは初めにサラに恋をしたとき、彼女を笑顔にしたいと思っていました。
笑顔にするには、高校生のサラとずっと一緒にい続ける必要があります。(いなくならない未来)

そうなれば未来は変わっていくため、ブレッドは自分が恋をしたサラとはもう会えなくなります。

それを大人のサラに打ち明けます。
今までの自分、これからいなくなるかもしれない事実を断ち切って、高校生のサラと家へ帰ると決めたのでした。

同じ世界だけど、すこし違う未来。大人サラとブレッドの恋はここで終わりました。

誰もいなくなった部屋で大人サラが涙を流すと、後ろからブレッドがやってきます。
(過去が変わったので、未来も変わったのです)
誰も一人ではなくなりました!

サラブレッド!2

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